news お知らせ

 おおくまふるさと塾、大熊未来塾、福島大学地域未来デザインセンター、熊町小学校卒業生とともに、「遺構と地域の未来を語り合う場(全4回)」を実施してまいりました。その第3回(10月12日)開催にあわせ、衆議院議員の齋藤裕喜さんからお便りをいただいておりました。

 齋藤さんは、たまたま9月にCREVAおおくまでパネル展示「熊小がある。これまでも、これからも。」をご覧になり、後日、立憲民主党の衆議院議員と秘書の合計8名でいらっしゃいました。熊町小学校をはじめ、中間貯蔵施設内にのこされている遺構を、木村が案内させていただき、齋藤さんはいわき出身ということもあり、とても熱心に熊町小学校等の遺構の重要性に耳を傾け、時には涙ぐんでいた様子でした。

 その後、「ワークショップ開催時に紹介してほしい」と、大熊未来塾宛てにお便りを送ってくださっていたのですが、こちらの確認不足により、ワークショップおよびシンポジウムにて紹介する機会を逃してしまいました(本当に申し訳ありません)。あらためて公開させていただくことを、ご本人に了承を得て、掲載させていただきます。

 これまで実施してきた「遺構と地域の未来を語り合う場」では様々な議論がありました。原子力災害の遺構保存活用の困難さの一つに、「原子力災害の経験や原因をどのように整理するのか」という大きな壁があります。国策による被害ということもあり、「大熊町だけではなく国全体の問題である」という問いかけは、これまで登壇者からも、参加者からも、度々指摘がありました。そのような中で、齋藤さんの激励には大変勇気をいただきました。

 我々も民間としてできる限り情報収集・発信し、多様な関係者による検討が進むよう、尽力してまいります。齋藤さん、ありがとうございました。