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募集中
東日本大震災被災地などの各地で、災禍を後世に伝えるための遺構整備が行われており、大熊町の中間貯蔵施設内における施設でも、検討がはじまります。

「保存」か「解体」か単純な二択ではなく、より多様な意見や想いが共有され、今後充実した議論へ推進されることを目的に、意見交換の機会として開催します。

遺構は、災禍の経験や教訓を伝える"メディア"としての役割が大きいというのが一般的なイメージ。
しかし、原発事故後の様々な課題を抱える大熊町においては、震災前の暮らしや文化をのこすための場所になり得るのではという視点ーーすなわち今と未来の地域づくりのためにも大きな役割を果たすのではないかーーという声も、町内外から聞こえています。

これまでのワークショップの総括として、シンポジウムを開催します。
どうぞ気軽にご参加ください!
日時
2025年10月19日 (日) ~ 2025年10月19日 (日)
13:30~16:30
会場
Linkる大熊 多目的ホール(大熊町大川原字南平1207-1)
チラシダウンロード

▼シンポジウム概要
[日時] 2025年10月19日(日)13:30~16:30(13:00~受付開始)
[参加方法]
①会場参加:Linkる大熊 多目的ホール(大熊町大川原字南平1207-1)
②オンライン:前日までにZoomのURLをお送りします。
※YouTubeライブ配信のため視聴のみ
[対象] 震災遺構や歴史文化継承に関心のある方、大熊町の復興に関心のある方など 
[参加] 無料、要申込み(定員100名)
Googleフォームにてお手続きいただくか、メールまたはお電話にてご連絡ください。
※申し込み〆切:10/18(土)
[共催] おおくまふるさと塾、一般社団法人大熊未来塾
[協力] 福島大学 地域未来デザインセンター
[後援] 大熊町、大熊町教育委員会
[お問合せ先]
一般社団法人 大熊未来塾 (担当:義岡)
福島県双葉郡大熊町大字熊川字久麻川80番地
Mail: okuma.future@gmail.com Tel:080-1472-3763
WEBサイト : https://okuma-future.jp/
Facebook : https://www.facebook.com/okuma.future

▼登壇者 確定次第、追記していきます

新居泰人さん(復興庁 統括官)
大熊町 教育委員会

星 心さん(福島大学行政政策学類3年)
福島大学で「ふくしま未来学」や「むらの大学」を受講したことをきっかけに、東日本大震災の記憶の継承に関心を持つ。昨年から、協働プロジェクト学修「大熊町で聴き、語り継ぐ、東日本大震災と原発事故の記憶」に参加。木村紀夫さんの語り継ぎの一部を学生が取り組む活動を行っている。

南郷市兵さん(義務教育学校・認定こども園 福島県大熊町立学び舎ゆめの森 校長・園長)
2001年慶應義塾大学総合政策学部卒業。株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)勤務を経て文部科学省入省。
東日本大震災後に震災を契機とした新たな教育の創造を目指した「創造的復興教育」を推進。双葉郡の教育復興に携わり、2015年4月、福島県立ふたば未来学園の開校と同時に副校長として着任。同時に中央教育審議会教育課程部会専門委員(総合WG)を務める。2023年4月、12年の避難生活を経て帰還した大熊町立学校及びこども園の校長・園長に着任。
早稲田大学環境総合研究センター招聘研究員、いわきFC新スタジアムの在り方検討委員会 IGUP 委員や、いわきアカデミア推進協議会アドバイザーも務める。
著書に、『学習指導要領の未来』(寄稿、2021年9月、学事出版)、『「アクティブ・ラーニング」を考える』(寄稿、教育課程研究会 編、2016年9月、東洋館出版社)、『希望の教育』(文部科学省創造的復興教育研究会 著、2014年3月、東洋館出版社)等。査読論文に『防災・復興教育によるVUCAな時代を生き抜く能動的市民としての資質・能力の育成』(「社会科教育研究 No. 146」、日本社会科教育学会、2022年)等。

窪田亜矢さん(東北大学大学院工学研究科 教授)
1968年東京生まれ。専門は都市計画、地域デザイン。歴史的環境保全と公害問題に関心があり、東日本大震災では大槌町赤浜地区や南相馬市小高区のまちづくりに関わる機会を得た。大熊町では文化財保存活用地域計画策定協議会と社会教育複合施設整備検討委員会の委員を拝命した。過去と現在と未来を、空間によってどのように関係づけられるのかを研究中。

佐藤翔輔さん(東北大学災害科学国際研究所 准教授)
京都大学大学院情報学研究科博士後期課程修了,博士(情報学).東北大学大学院工学研究科附属災害制御研究センター・助教,東北大学災害科学国際研究所・助教(改組による)を経て,2017年11月より現職.東北大学ディスティングイッシュトリサーチャー.主な専門は,災害情報・災害伝承.科学技術分野の文部科学大臣表彰・若手科学者賞,地域安全学会年間優秀論文賞(2014,2020,2023,2024)など多数受賞.主な著書に「楽しい調べ学習シリーズ『災害伝承の大研究』(PHP研究所)」など.NIPPON防災資産・選定委員長(内閣府・国土交通省),国土交通省東北地方整備局・震災伝承施設連絡会議座長などをつとめる.東日本大震災の被災地における遺構の保存や伝承施設の支援などに携わる.東日本大震災・原子力災害伝承館・客員研究員,福島県・次世代伝承者育成プログラム検討プロジェクトチーム・メンバーなど,福島県内でも活動.

遠藤 瞭さん(熊町小学校卒業生)
2000年大熊町生まれ。震災当時は熊町小学校の4年生。避難先で再開した大熊町立の小中学校を卒業し、ふたば未来学園高校に進学。2022年「大熊町立図書館・民俗伝承館存続を求める発起人」のメンバー。大学院を修了した25年4月~大熊町内で働いている。

渡部正勝(おおくまふるさと塾 代表)


木村紀夫(一般社団法人大熊未来塾 代表理事)

※本事業は、3.11メモリアルネットワーク基金助成事業、Civic Force「NPOパートナー協働事業」として実施します。